はじめに
筆者は2023年、51歳で念願の早期退職を実行した。
実は若いころから着々と考えていたことであり、もともとは50歳までに実行する計画であった。
だが、諸事情により計画の遅れがあったことと、やはりいざ実行するとなると、業務上のタイミングなどいろいろと整理しておかなければいけないこともあり、、、結局51歳までかかってしまった。
元同僚や周辺の反応を見ても、早期退職に憧れている老?若男女は意外に多いのではないかと感じる。
だが、実際に実行した立場から言わせてもらうと、早期退職には向き不向きがあると思う!
で実行してもいい人と、やめておいた方がいい人がいると思うのである。
そこで、筆者が何を考えどう実行していったのかの経緯を4回に分けて紹介したいと思う。

筆者は資産家家系でもなく普通の極一般的なサラリーマンからの早期退職なので、けっして特殊なケースではない。同じことを目論んでいる方の参考になるのではないかと思う。
早期退職という考えに至るまでの経緯
筆者はこれまで数社の会社を渡り歩いてきた。
幸い、最後の会社は東証プライム上場企業で、最長10年以上勤めることができた。

だが、一流企業に勤めようがどこに勤めようが、入社当時からサラリーマン的ハッピーリタイアメント(当時は60歳定年が前提)はさらさら考えていなかった。チャンスがあればできるだけ早く、早期退職したいと漠然と考えていた・・・
なぜか?
はじめは可能性を考えていただけで、「コレ」と言い切れるだけの明確な理由があったかと言われるとそうではなかったような気がする。
今でこそFIREやらアーリーリタイア等、そこら中に情報があふれているが、当時はそんな情報はレアだったので、そういうハヤリ物に感化されたわけではもちろんない。
あらためて思い出してみると、、、
- 趣味と実益を両立させたい!:希望
- 身体を使った趣味が多いので定年後で気力・体力が持たないかもしれない!:不安
- 人生は意外にも短い(かもしれない)!:不安
- 普通とは一味違った生き方をしてみたい!:希望
①趣味と実益を両立させたい!
筆者は一応理系の旧帝大大学院までの学歴がある。
なのでバブル崩壊後の就職氷河期も乗り越えて、順風満帆に就職することはできた。
だが、これまで経験したどの会社も最初は新しいことの連続でとても面白いのだが、だんだんこなれてくると自分が求めているものと違うような気がしてくるのである。

また、学生時代から薄々感じていたのだが、どうも人に使われるのが性に合わないようだった・・・
なので、自分がやりたいことを仕事にして飯を食っていけないか?というようなことをずーっと考えていた。
つまり、そもそも組織の命令で動くサラリーマンには向いていなかったということだったのだろう!
②体を使う趣味が多い
筋トレは筆者のライフワークである。
最近は筋トレが趣味と堂々と話す人も多くなってきたが、それでも筆者の場合は普通の方の趣味とは中身が違うかもしれない?
ならば、筋トレ関連(スポーツジムなど)を仕事にすればよかったではないかと思われるかもしれないが、、、確かにその通りだと今となっては思う。
だが、さすがに20代の頃は普通の人に毛が生えたくらいの筋量だったし、そもそも筋トレそのものがまだ市民権を得ていない時代だったので選択肢にならなかった(ような気がする)。

まあ、チト時代が早すぎたってことだ!
あとは車(運転も改造も)と登山が好きなので、日本全国の山を車で巡って登りまくりたいということも考えていた。
有名どころの日本百名山に限らず、マイナーな山も含めて。
これも早いに越したことはないだろう。
③人生は意外にも短い(かもしれない)!
30代前半の頃からこれについては事あるごとに考えていた。
詳しい話は割愛するが、そういう場面に出くわしたことがあったからだ。

本記事を読んでいただいている方は、「寝て起きたら明日が必ず来る」と思っているかもしれないが、そうではないこともあるのだ!
不幸にも2024年始にも発生してしまったが、今世紀に何度も発生している震災もその一つだろう。
「 There is no tomorrow! 」
これは毎日のように筆者の頭の中に繰り返し流れ続けるフレーズである。
やりたいことがあれば、できるだけ早く着手すること。
これは退職云々に限らず、筆者の日常生活のすべての基本の心得となっているのだ!
④普通とは一味違った生き方をしてみたい!
べつに早期退職しなくても、すでに一味違った人生なのかもしれない。
とにかく筋トレのおかげで人並ではないパワーを手に入れた。
ビジネスでも「一味違った特徴をもった男」としての地位を確立することができた(と思う)?
それはさておき、とにかく私は型にはまったことが好きではないのだ。
ある程度の大企業のサラリーマンだと、会社全体の事業計画からさらにブレークダウンして部・課のテーマ方針に従って仕事をするのが一般的だろう。
決められたテーマに沿ってがむしゃらに業務していれば毎月それなりの給料が確実にもらえるのは、飯を食っていくという点では実は楽なのかもしれない。
一方で当然自分の好きなことに充てられる時間は限られる!
もちろん筋トレに関してはいつでもどこでもできるので、たいして影響されないが。。。
以前の会社の同僚達はいろいろ会社に対する不平不満を言ってはいたが、結局定年まで会社にしがみついていたいという人が多かった。
今でこそ転職するアクティブ思考派が多くなってきたが、ひと昔前の年功序列制度が残っていたサラリーマンの多くは、こんな感じだったのだと思う。
まとめ
今回は早期退職を妄想し始めた頃を思い出して書いてみた。
本文でも紹介したが、私が早期退職を妄想し始めた頃は、まだFIREなる言葉もなく、定年前に会社を辞めること自体が市民権を得た考えではなかった。
なので、可能性を模索していた感じだったと思う。
だが、妄想だけでは本当に妄想のままで終わってしまう!
そこで実行に移すべく壮大な計画を立て始めた。
次回はこの計画について紹介していく。
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