はじめに
これまで3回にわたり、早期退職を思い立ってから実行するまでの経緯をノンフィクションで紹介してきた。
ところで、50代で早期退職をしたと言うと、
- その後の生活は何をしているの?
- 暇で後悔しているんじゃない?
といろいろな人によく聞かれる。
たぶん回答は人それぞれであろうが、本記事では筆者のケースについて紹介しよう!
早期退職後に何をしているのか?

下記に、平均的な平日のタイムスケジュールを書き出してみた。

本記事初版は2024年の1月に執筆したが、少し状況が変わってきたので2025年4月現在の最新版で紹介する!
- 5:00 起床 30~45分くらいジョギング(週3回)
- 朝食
- 長めの新聞チェック&コーヒータイム
- フリータイム(ほぼブログ執筆のための調査活動 or 執筆)
- 筋トレ(15~20分程度:毎日違う部位)
- 昼食
- フリータイム(ほぼブログ執筆のための調査活動 or 執筆)
- 筋トレ(15~20分程度:毎日違う部位)
- 夕食
- フリータイム(ブログの管理・やり取りなど)
- TV視聴(経済ニュース、BS、録画視聴等)
- 就寝
退職前は全く想定していなかったのであるが、退職後に立ち上げた本ブログでの記事発信活動にますます多くの時間を割くようになっている。

今までにない経験だし、自分の能力をフルに活かせるので楽しいのだ!
また、時には記事の執筆依頼や、得意の太陽光発電や蓄電池関連業界の商品にかかわる機会もある。
なので、一日中頭や体をフル活用していることも多々あり、なかなか忙しい日々を過ごしている。

忙しいといっても、サラリーマン時代の忙しさとは全く質が違う。自ら考え、事業計画を決めているので、全くストレスを感じない!しかも、わからないことを調査して理解するのは、学生時代から大好物なので、、、性分に合っているかも。
2025年1月ついに念願の「個人事業主」としての新たな一歩を歩み始めた!開業手続きに興味のある方は実体験をそのまま紹介しているので、合わせてどうぞ!
また、筆者は登山を絡めた車中泊が趣味なので、天気のいい日は近郊の低山登山に行ったりもする。
厳冬期以外は3泊程度の車中泊をしながら県外の日本三百名山クラスの山をはしごしている。
尚、退職後半年くらいまでは、1回/月ハローワークに行って、失業認定申告書を提出していた。私の場合は自己都合退職なので、退職後2カ月間の給付制限の後に150日間、雇用保険の給付金をもらった。雇用保険受給関連について興味のある方は下記記事訪問を!
早期退職後に変わったこと
- 朝のすがすがしさ
- 何をするにも自分次第!
- 筋トレのやり方
①朝のすがすがしさ

一番変わったと感じたのが「朝のすがすがしさ」だ!
サラリーマン時代は平日もそうだったが、特に月曜日の朝や大型連休明けの朝はなんとも憂鬱な気分だった。
おそらく多くのサラリーマンもそうだろう?
大型連休最終日に、ニュースで必ず〇〇空港でのインタビューの様子が流れるが、おしなべて同じような回答なので、きっとそうだろう。
あの案件、あの会議、何百件ものメール処理など・・・出社後にやらなければならない業務が朝起きたときから頭の中をぐるぐる回っていたものだった。

もちろん退職後はそんなこととは一切無縁だ!
心穏やかに大きく伸びをして、すがすがしい朝を迎える毎日である。
寝る前と起きたときが同じ気持ちのままでいられるのは最高に気分がいいものだ!
多くの人は「朝時間を気にせず二度寝三度寝できていいなー」などと思うかもだが、そんなことに魅力を感じたことは一度もない。
確かに家族がとがめなければもちろんそれは可能だろう。

タイムスケジュールでお分かりのように、私は朝5:00頃には起きている。サラリーマン時代よりもむしろ早い!
ちなみに、朝5:00に目覚ましが鳴ったら1分以内に起き上がるようにしている。

これは学生時代に入っていた山岳部で叩き込まれた習慣だが、いいなと思ったので下界の生活でもずっとつづけている。
いつだったかあるTV番組で自衛隊の特集をやっていた時に、似たような感じ(あっちはベッドメイクと服装、整列まで含めて5分?だったと思うのでもっと厳しい!!!)の場面が流れていたので、親近感を持った記憶がある。
早期退職したからといって、朝からダラダラと過ごすという軟弱な概念は私の辞書には一切ない!
②何をするにも自分次第!
サラリーマンは出社すれば否応なく何をやるかは自動的に決まっていると思う。
特に私のようなエンジニア系であれば何かしらやることがあり、それらを淡々とこなしていくことが多いのではないだろうか。
管理職になった後は、部下からスケジュールを入れられ、15分ほどの隙間もないほどだった。
当然、退職後はその日に何をやるか、どういったペースでやるかは自由だ。

これが最高に心地よい!
おそらく、ココの感覚が早期退職に向いているか向いていないかの分かれ道になるのかもしれない!
「会社に縛られない生活に憧れて早期退職を実行してみたはいいものの、数カ月もすると退屈でしかたがない」という話はよく聞く。
私の周りにも、早期退職してもやることがないから定年まで会社にしがみついていた方がいいという人がいた。
しかもこれが主流派だったような気がする。
まあ、土日さえやることがなく、ダラダラと昼頃まで寝て過ごしている人はそうなのだろう。
そういう人は早期退職には向いていない。
定年まで勤めた方が本人のためであろう。
(会社にとっての労働生産性低下の方は心配だが、、、)
私はサラリーマン時代の土日はいつも何かをやっていたし、時間が足らなくていつも消化不良だった。
暇だと思ったこと一度もない。

妻からはマグロみたいとよく言われている。留まることができないからだ!
そして、ようやく自分でやりたいことを自分のペースで実行していける環境を手に入れたのだ。
いわば、自分自身が経営者になったような気分である。
もう上司に邪魔されることはないのだ!
私にとってはこれが最高に心地良い一番の理由だ!
③筋トレのやり方
ブログ:筋トレの極意シリーズでサラリーマン時代は水曜日の夜+土日(ダブルスプリット:AM/PM2回)でトレーニングしていたことを書いた。
私はホームトレーニング派なので、早期退職後の今はその気になればいつでも筋トレができる環境になった。
なので、トレーニングサイクルと内容を大幅に見直した。
タイムスケジュールでお分かりのように、今は、基本毎日AM・PMそれぞれ短時間でセットを組んで行うようにしている。
短時間にしたのは、毎日できるので、つめこんで長時間行う必要がないからである。
ターゲット部位は週2回以上の頻度で必ず鍛えることができる。
以前は各部位とも超高重量かつ限界まで行っていたので、中3~4日、脚は少なくとも5日は休息が必要だった。
今は、中重量~軽重量で一度に筋肉に与える刺激を少し落として、その分頻度を上げるというやり方に変えている。

中高年者は若い頃と違って、どうしても回復力が落ちている。オーバートレーニングとケガには十分に注意が必要だ!
一番よかったことは?後悔していないのか?
最初にも紹介したが、早期退職して何が良かったって、とにかく精神的な重しがなくなったことだろう。
この重しは人それぞれ違うと思うが、私にとっての重しは他力に左右されることであった。

自分ならこうやるのにと思いながらも、組織として違うことをやらざるを得ない状況が最悪だ!
私は退職前の数年間は管理職だったのだが、管理職とは言え、結局はその更に上の全体方針に縛られざるを得ないもどかしさがあった。
今は良くも悪くも自分次第だ。
すべてのことを自分で決めて、自力で解決しなければならない。
これこそが私にとってのストレスフリーである。
後悔などあろうはずがない!
まあ、人任せで自立が苦手な人にとっては、もしかしたらこれがストレスや後悔につながるのかもしれないが?
50代で仕事を辞めるリスクは?退職前に知っておくべき7つのポイント|退職サポーターズ
まとめ
私の家の上階から主要幹線道路がよく見える。
平日の朝8時前後はとんでもなく渋滞している。
私も以前はこの渋滞の中に埋もれて40分程度かけて通勤していたのだ。
雪が積もった日などは2時間以上かかったこともあった。
今はその様子を窓越しに見ながら大好きな筋トレをしたり、執筆活動をしている。
実に充実した毎日だ!
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